サービス業全般にいえることは、クライアントファースト。
クライアントの希望にこたえるのは当然のこと、全てにおいてクライアントに気に入られなければ生業として成立しない。
弁理士業に例えると、特許明細書の丸投げを好む経営者もいれば、特許明細書を一緒の起案したい経営者もいる。飲み会やゴルフ同行までも好む経営者も多い。
弁理士側の事情で断ることもできるが、それでは良いパートナーになれない気がする。
士業と経営者は公私混同の世界。
それが私が出した結論。
公私混同の意味は、公私混同の程にハードルを下げて相談しやすい関係性になるということ。プライベートのお付き合い、人生のイベント、トイレまで一緒に行くという意味ではありません。
経営者は信用できる相談役が欲しい。
これは誰もが持つ悩み。
その悩みに笑顔で付き合うことができるのが士業。
経営者の悩みのすべてを士業が解決できなくてもよい。
良き話し相手になり、当事者視線で真剣に考えてあげるのだ。
公私混同の経て、クライアントのより大きな仕事、より重要な業務を遂行する一員になれる。弁理士がそのような機会を得て活躍することができれば、1人で億の稼ぎは余裕で越えるのだ。外様の士業でありながら、とても満ち足りた気分。
単なる手続の出来不出来だけでなく、クライアントの社業とともに繁栄する運命。
それが士業サービスの本質である。