鬼才💖弁理士ともちゃんの知財実務オンラインレッスン

起業家必読!知財実務を知り尽くしたオネエ弁理士が知的財産の世界をズバリ斬る!

中小企業と知財経営~弁理士との付き合い方

日本の小さな中小企業。
 
資金力はないが、技術力には定評がある。その技術力を積極的に特許出願していく。そうすると、技術評価の対象と根拠ができ、多くの日系企業だけでなく、外国の基幹事業として、アライアンスのオファーが来るのだ。
 
在日大使を経由して話が舞い込む夢のある世界を垣間見て、日本企業の技術力の高さと、日本が取り組んでいる国際問題に対する共感は、ホンモノだと確信した。
 
起業家は、日本のお客様はビジネススケールが小さいといい、外国進出を希望することが多い。今では、中国と東南アジア、オイルマネーの中東、急発展しているアフリカがビジネス超大国である。
 
上記は私のクライアントが経験した実話。
 
それに伴い、日本での特許出願の依頼が弊所に舞い込む。今年、顧問契約を締結して頂き、毎週のように事業戦略と知財戦略の打ち合わせを敢行中。弁理士は技術のことを教えて頂ければ、一応、特許出願ができる。
 
でも、実はこれだけでは不十分。
 
弁理士がクライアントと一心同体で事業戦略をタイムリーにシェアしていかないと、有効な特許戦略を練ることはできない。有効な特許戦略がなければ、特許権も事業と密接に関連しない単なる権利になってしまう。
 
そのためには弁理士顧問契約が必要不可欠なのだ。案件によってはクライアントのボードメンバーに加えて頂き、弁理士がフルコミットできる環境を整えて貰う。弁理士がボードメンバーとして関与できれば、どれほどの力を発揮できることか。
 
今回、とても良い話を頂いたので、益々の頑張りどころ。
 
起業家と弁理士のマッチングは、専門技術の一致や双方の興味で決まるところが多いと思う。
 
でもこれも考えモノ。起業家と弁理士の相性が良くないと、決してうまく行かない。お互いが好きになる相思相愛の関係がないと、事業戦略と知財戦略が両輪にはならなず、プロジェクトが真っ直ぐ進まない。
 
最近、弊所には若手起業家とご縁ができる事例が多くなっている。それは弊所ウェブサイトやブログ、SNSによる情報発信の成果である。起業家さんの方からこれらの媒体を通して問い合わせを頂くのだ。
 
同世代の起業家からも絶大な支援を頂いている。大手の特許事務所に依頼していたが、そこで一見さん扱いされてサービスの質に不満を抱き、弊所にアプローチされる事例が圧倒的に多い。
 
お客様は敏感で賢いのだ。
 
弊所はワンオペ事務所であるが、事務所の大小を問わず、若手起業家、有名起業家、投資家、大金持ちの方から、お声を頂くことは幸せである。